
「英語は音読するといい」と言われても、本当に効果があるのか、ただ声に出すだけでよいのか、迷っている中学生や保護者の方は多いのではないでしょうか。音読はやり方しだいで英語の土台を支える学習法になります。別府市のかいんど塾が、その効果と正しい進め方を整理します。
音読は「読むこと」の学習活動として示されている
文部科学省の中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 外国語編では、「読むこと」の言語活動の例として「書かれた内容や文章の構成を考えながら黙読したり、その内容を表現するよう音読したりする活動」が示されています。同解説は、内容が表現されるように音読するには「意味内容を正しく理解し、その意味内容にふさわしく音声化する必要がある」とも説明しています。音読は英文を読み上げる作業ではなく、意味をつかんだうえで声にする活動なのです。
効果が出る音読と、出にくい音読の違い
高校生を対象とした神奈川県立総合教育センターの研究報告(2011年)は、先行研究の整理として、内容を理解したあとに繰り返す音読が語彙・フレーズ・構文の再生に有効で、特に成績が中位・下位の生徒に効果があったという実証研究を紹介し、音読には「内容理解、語彙や文構造の知識定着等、言語の基礎能力に対する効果も期待することができる」とまとめています。高校での実践研究ですが、意味を理解してから声に出すという考え方は中学生にも通じます。
逆に、意味がわからないまま音をなぞるだけの読み方では、時間をかけたわりに手ごたえが出にくくなります。かいんど塾では、語の上にえんぴつの先を置き、読み終えた語を1つずつ送りながら進む「ポイント読み」を取り入れています。目と声と指先がそろうので、読み飛ばしや読み間違いが減ります。
中学生の音読|正しい4つのステップ
① 意味を確認してから声に出す
先に本文の意味と新出単語を確認します。順番を逆にしないことが効果を左右します。単語でつまずくなら英単語が覚えられない中学生へもどうぞ。
② お手本の音をまねる
教科書に音声があれば、一度聞いてから読み始めます。自分で発音できる音は聞き取りやすくなるといわれており、かいんど塾ではリスニング重視の指導と音読を組み合わせています(リスニングが伸びない原因と家庭でできる練習法)。
③ ポイント読みで一語ずつ
えんぴつで語を押さえ、意味のまとまりごとに区切って読みます。つまずいた文法も例文ごと声に出すと形が残りやすく、長文読解で前から読み進める力にもつながります。
④ 仕上げは自然な速さで
最後は区切りを減らし、内容が伝わる速さで読みます。すらすら読めた文は、テストでも意味を取りやすくなります。
続けるコツは「短く・同じ範囲・毎日」
まずは1回3分程度から。範囲は教科書の見開き1つ分でも構いません。欲張るより、同じ文章を数日くり返すほうが定着しやすくなります。時間を決めると習慣になりやすく、日々の進め方は中学生のうちに身につけたい英語の勉強習慣も参考になります。
声に出す学び方は英語だけのものではありません。国語の文章も理科・社会の用語も、目で追うだけより声と耳を使ったほうが記憶に残りやすいと、かいんど塾は考えています。すべての学習は音読から始まる——これがかいんど塾の学習観です。
成果が見えないときは、読む順番や範囲の設定が合っていないだけかもしれません。無料体験授業では、お子さまの音読の様子を見ながら進め方を一緒に考えます。




